2009年03月 | 2009年4月 | 2009年05月
大 中 小 ※ピンク文字の公演に寛也は出演しておりません
29
30
31
1
2
3
4
5
6
7
8
9
11
12
13
14
15
17
18
20
21
23
24
25
26
27
28
29
30
1
2
春麗卯月 日本の宴「女楽(をんながく)」
公演日程 2009年04月10日(金)
時間 開演18:00
演目内容 女流義太夫「三番叟」
土佐恵、寛也、駒治、ほか色々
会場 紀尾井(小)ホール
料金 前売り:5,000円 / 当日:6,000円 / 学生:3,000円
コメント 企画演出の小川夏葉氏より。
「平成21年は今上陛下の御即位二十年、御成婚五十周年であります。 私共も謹んでお祝いプログラムを御用意いたしました」
NHK教育テレビ 芸能花舞台
公演日程 2009年04月16日(木)
時間 開演14:00
演目内容 女流義太夫の世界をとりあげ、その魅力を紹介します。

女流義太夫の人間国宝として、揺るぎない地位と実力を誇っている、竹本駒之助さん。浄瑠璃が盛んな淡路島に生まれ、厳しい中にも厳しいことで知られる四世・竹本越路大夫の唯一の女弟子として基礎から徹底的にたたきこまれました。豊かな声量ときめ細やかな描写で人情の機微を余すところ無く表現するほか後進の指導にも尽力しています。今回は、竹本駒之助の芸と素顔をたっぷりと紹介するほか、女流義太夫の歴史と現状をひも解きます。
会場 NHK教育テレビ
コメント 女流義太夫の世界ー駒之助・津賀寿コンビの『野崎村』のツレ弾きに、寛也も並ばせていただきます。

4月から放送時間が変わります
毎週木曜日:昼14:00〜14:44
(再)日曜日:夜23:30~24:14
第6回 はなやぐらの会
チラシ  ※クリックすると大きく御覧いただけます。
公演日程 2009年04月19日(日)
時間 開場:12:00
開演13:00 〜15:00(終了予定)
演目内容 >『菅原伝授手習鑑』寺子屋の段
竹本駒之助(人間国宝・賛助出演)、鶴澤寛也

・お 話:三浦しをん(作家)
・聞き手:矢内賢二(国立劇場)
会場 紀尾井小ホール
料金 前売 4,000円 / 当日 4,500円(全席自由)
お問い合わせ ・義太夫協会
 TEL:03-3541-5471・FAX:03-3546-2334
 (月~金10時~17時・13時~14時休憩)
 メール: [email protected]

・オフィスはなやぐら
 メール: [email protected]
 FAX:042-401-8333

・紀尾井ホール
 TEL:03-5276-4500

・紀尾井ホールチケットセンター ※2月20日(金)より発売中
 TEL:03-3237-0061(10時~18時 日・祝日休)
コメント ☆竹本駒之助師匠が「寺子屋の段」を一段語ってくださいます。お話は、義太夫LOVEの作家・三浦しをんさん&国立劇場の矢内賢二さん(第5回のとき解説をしてくださり大好評)。はなやぐらの会初のホール公演、しかも紀尾井・・・。がんばります。ご期待下さい。

☆10枚ほどの当日券を発売いたします。11時半より会場入り口にて。たいへん申し訳ありませんがご予約・お取りおきはいたしかねます。なにとぞご諒承くださいませ。

【主催】
はなやぐらの会(鶴澤寛也)

【協賛】
財団法人ポーラ伝統文化振興財団

【後援】
(財)日本伝統文化振興財団
(社)義太夫協会
後日談

おかげさまでなんとか終了いたしました。たくさんのお客さまたくさんのお手伝いの方々、本当にありがとうございました_(._.)_

ちょっと無理して紀尾井ホールで、しかも駒之助師と寺子屋をさせていただいたことで、自分の限界というか問題点がより一層よく分かって自分的にはとても意義多い会でした。まわりのほうが疲れちゃったかも。。。

それも含めて反省点はかならず次回にいかさないと、と思います。とりあえず、22日の会の稽古に頭を切り替えます(^^)vありがとうございました。

来年は4月25日です、よろしくお願いします。時間できたら追加書きます。矢内・しをん対談、レジまで導入した物販、女義界初のインターンシップ受け入れ(内田樹先生&矢内さんの学生さん)、愛する「マージナル」のH・望都先生初ご来臨のこととかetc・・・。

定期演奏会
チラシ  ※クリックすると大きく御覧いただけます。
公演日程 2009年04月22日(水)
時間 開場:18:00
開演18:30
演目内容 >奥州安達ケ原 袖萩祭文の段(おうしゅうあだちがはら そではぎさいもん)
・浄瑠璃:竹本土佐恵    
・三味線:鶴澤寛也

>壷坂観音霊験記 沢市内より壷坂寺段
(つぼさかかんのんれいげんき さわいちうちよりつぼさかでら)

・浄瑠璃:竹本越孝
・三味線:鶴澤三寿々
・ツ レ:鶴澤津賀花
会場 国立劇場演芸場
TEL:03-3265-7411
料金 3,000円(学生2,000円)
コメント 寛也は土佐恵師と、奥州安達ヶ原三段目の前半をつとめさせていただきます。これまた大曲!もうひとつは、越孝・三寿々・ツレ津賀花で壷坂一段、の2つです。時代物と世話物の対比の妙、なども。乞うご期待。

【あらすじ】
親子・夫婦などの別れ、政争などが複雑に絡みあっている壮大な物語。でも袖萩祭文の段はその場だけでも十二分にお楽しみいただける名場面で、母や娘の嘆き、子供のけなげさなども三味線で表せるようがんばります。親の許さない恋をして勘当された袖萩は目の見えない乞食となり、11歳の娘おきみをつれて三味線を弾きながら歌を歌って家々を歩く、門付けになっています。

父の一大事ときいて雪の中をようやく両親の元にたどり着いたものの、勘当された両親と乞食の袖萩とは直接話せないから、言いたいことを祭文(歌)の文句に組み込んでいくのだけれど、そこのところの三味線は皮が破れたぼろぼろだから、きれいな音を出しちゃだめなんです。わざときたない音を出します。

繰り返す旋律のなかで切々といまの思いを訴える娘の袖萩に両親は涙するものの、娘が駆け落ちしたカレシが事もあろうに父の敵・安部貞任であった!ということが分かり愕然とするのでした。そして雪の降りしきる中、癪をおこした母・袖萩をいたわり、自分の着物を脱いで着せる娘おきみのけなげさ、袖萩の「親なればこそ、子なればこそ」の件が聴きどころ。
後日談

寺子屋に引き続き、重たい曲を弾かせていただきました。たくさんのお運びありがとうございました。はなやぐらと引き続きのかたもたくさんいらして、本当にありがたいことです。

この曲はこれでもか、と泣かせどころがあり、いかにも義太夫らしいところをお楽しみいただけたかと思います。また「娘が駆け落ちしたカレシが事もあろうに父の敵・安部貞任であった!」とか、あまり伏線がないのに「実はなになに、あっとびっくりー!」っていう、これまた義太夫らしい(というか日本の古典芸能らしい)特徴満載でもありました。